コラム

「朝活」で頭も身体もそしてお金も快調に!

少しだけ早起きして普段できない活動をする「朝活」。朝は「脳のゴールデンタイム」と言われていて、今や多くの人が朝活を取り入れています。

今回は、朝活のメリットや、朝活にはどのような活動をするのが良いのか、朝活を定着させるためにはどうしたら良いのかをご紹介していきます。

朝活とは?

朝活とは、少しだけ早起きして普段はなかなかすることができない活動をすることです。

会社に出勤してしまえば、後は一日、決まった仕事をこなしていかなくてはなりません。仕事が終わると疲れてしまい、そこから何か行動することはなかなか難しかったり、続かなかったりしますよね。

そこで、仕事以外の普段はなかなかできない活動をするために、朝の時間を使おう!というのが朝活です。朝は脳が最も効率よく働く「脳のゴールデンタイム」と言われています。また、早起きすることにより生活のリズムが整い、心身の健康を保つことにもつながります。調査によれば、ビジネスで成功している人ほど朝活を取り入れているのだとか。

朝活を取り入れることにより、頭も身体も、そしてお金も、快調にしていくことができるかもしれません!

朝は脳のゴールデンタイム

脳科学者の茂木健一郎氏によれば、朝目覚めてからの3時間は「脳のゴールデンタイム」なのだそうです。その理由は睡眠により記憶がリセットされるからなのだとか。

日中の活動を通して脳に集められた情報は、短期記憶として一時的に脳に保管されます。この短期記憶は、睡眠をとることにより記憶が整理され長期記憶へと変わります。したがって、朝目覚めた状態の時には前日の記憶がリセットされているため、朝の脳は新たな情報を取り入れたり、創造性を発揮したりすることに適した状態になるのだそうです。

茂木氏は、朝からトップスピードで仕事をこなし、そのかわり、夜にはあまり予定を入れずにリラックスして過ごすそうです。

朝活のメリット

朝活にはどのようなメリットがあるのでしょうか?朝活のメリットをみていきましょう。

・効率よく活動ができる

何度も繰り返しますが、朝は「脳のゴールデンタイム」。そのため、どんな活動をするにしても効率よく行うことができます。また、「朝の1時間は夜の3時間に匹敵する」とも言われています。ビジネスマンならこの時間に重要な仕事をすることで、仕事の生産性を上げることができるかもしれません。

・生活のリズムが整う

起床時間や就寝時間がバラバラだと、自律神経が乱れ、健康にも悪影響を及ぼします。朝型の生活にすることによって、生活のリズムが整い、自律神経やホルモンバランスを良好に保つことができます。また、朝のうちに重要な仕事を終わらせてしまって、残業時間を減らすことにより、夜の時間は家族とのコミュニケーションに充てることもできます。

・誰にも邪魔されることなく充実した時間が過ごせる

出勤前の朝の時間は、誰にも邪魔されることがありません。満員電車に揺られることなくゆっくり読書をしたり、自宅や公園でヨガをしたり、朝活では誰にも邪魔をされることなく充実した時間を過ごすことができるため、自分がやりたいことをやりたいように進めることができます。

・朝一番に重要な仕事を終わらせることでモチベーションがアップする

重要な仕事が後に残っているとなかなか落ち着かないですよね。朝一番で重要な仕事を終わらせることができれば、残りの時間を晴れ晴れしい気持ちで過ごすことができます。先に終わらせることで気持ちがすっきりし、その後の仕事のモチベーションもアップするかもしれません。

朝活に適した活動

朝活にはどのような活動をするのがいいのでしょうか?オススメの過ごし方をご紹介していきます!

読書

読みたい本があっても、「通勤電車が満員で読めない」「夜、帰宅してからでは疲れてしまって、、」など、読めないままになってしまうことってありますよね。

朝活では誰にも邪魔をされずにゆっくりと自分だけの時間を過ごすことができるため、読書にはうってつけの時間です。脳の活動も活発になっていますので、集中して読書をすることができます。

運動

朝の時間は、ウォーキングやジョギングなどの運動をするのにも最適です。ウォーキングやジョギングは脂肪を燃焼させる有酸素運動なので、朝食前に行うことにより効果を高めることができます。

また、屋外に出て日光を浴びることにより、脳の覚醒を促すセロトニンが放出されます。セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれていて、日光を浴びることにより生体リズムを整えてくれます。

仕事の企画やプランニング

「脳のゴールデンタイム」である朝の時間は、創造性を発揮する必要がある仕事を行うことにも適しています。朝活で仕事の企画出しやプランニングをすることで、これまでは思いつかなかったようなアイディアが思い浮かぶかもしれません。

また、電車が空いている時間に通勤して、早めに出社し、誰もいないオフィスで邪魔されることなく仕事を終わらせてしまうこともおすすめです。上で見た通り、朝一番で重要な仕事を終わらせることにより、その日一日の仕事がコントロールしやすくなります。

投資

朝活で行う活動として、投資もおすすめの一つです。

「投資をしてみたい」と思っていても、時間がないためついつい先延ばしになっている人も多いのではないでしょうか。朝活を投資のための時間に充てることにより、頭や身体だけでなく、お金も快調にすることができるかもしれませんね。

朝活を定着させるためには?

朝活と言われても、「早起きはちょっと苦手」という人も多いのではないでしょうか。朝活を定着させるためにはどうすればいいのかポイントを見ていきましょう。

一気に早起きしようと思わない

朝活を取り入れる際には、一気に早起きしようと思わないことが大切です。「明日から毎朝5時に起きよう!」など急に起床時間を変えてもなかなか身体がついてこないですよね。

生活リズムを変えるためには、ある程度の期間が必要です。はじめから早すぎる時間に起きようとしてしまうと、無理がかかって体調を崩してしまったり、続かなかったりします。起きる時間は数カ月間をかけながら徐々に早くしていくことがおすすめです。

就寝時間を早める

朝、起きる時間を早めるためには、当然ですが、夜寝る時間も早めなければなりません。朝活のための時間を睡眠時間を削って作り出そうとしてしまえば、身体に無理がかかってしまいます。

夜早く寝るためにはこれまでしていた事のなかから、何かを削らなければならなくなることもあります。時間の使い方について、本当に大事なものを取捨選択していくことが必要です。

朝起きたらまず光を浴びる

上でも見たように、朝起きて光を浴びると、脳の覚醒を促すセロトニンが放出されます。起きたらまず部屋を明るくするか、屋外に出て日光を浴びることにより、朝目覚めることが容易になります。

まとめ

「脳のゴールデンタイム」である朝の時間を有効活用するための朝活。是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?無理をしないことが朝活を定着させる最大のポイントです。

少しずつ起床時間を早めてみたり、夜スマートフォンをみるのをやめて早めにベッドに入ってみたり、無理のない範囲で少しずつ挑戦してみましょう!